吹田市豊二地区公民館 防災講座に参加して

吹田市豊二(豊津町2丁目にある)地区公民館主催の事業で年2回開かれている防災講座。今年の1回目が6月12日(土)の午後に開かれ、神戸の体験を話してきました。

地区は、大阪市営地下鉄江坂駅から西へ徒歩10分くらい。幹線道路沿いは鉄骨造の店舗などが並んでいますが、少し中へ入ると木造の家屋が多く残る、親しみ易い感じの住宅地でした。
有馬・高槻構造線がそばを通っており、近い将来に発生する恐れのある大地震に備えて、年に1度は吹田市の声掛けで市と一緒に防災訓練をするが、地域に防災の組織ができていない。今回の講座のねらいは、自主防災組織の結成が急務だということを参加者に認識してもらう点にある、という講座担当者。
NHK製作の阪神・淡路大震災・被災状況のDVD(主催者側で用意)を最初に25分見た後、①地震はいつ起きても不思議ではない時期にあること、②自助(日頃の備え、建物の耐震化と家具の固定)、③共助(近隣の人々の助け合い、防災福祉コミュニティ、長田区真野地区におけるまちづくり活動と震災時の組織的な救援・復旧活動)のことを、パワーポイントを使いながら約1時間、話をしました。
参加者は20数名。連合自治会の会長さんが、「市は、早く自主防災組織を作れというが、組織を上から半強制的に作ってもダメだと思う。下からの積み上げをしていきたいのだが、なかなかそれも難しい。」と悩みを話されていました。地域の組織作りに王道無し、というところでしょうか。(文責M.K)

toyonichiku

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