10月28日(水)、平日の夜でしたが、滋賀県長浜市のリュートプラザで開催されました長浜市防災推進員会議での講演にK-TECから2人参加してきました。
今回の講演は長浜市の各自治会の防災リーダーを対象とした研修会の一環として開催されましたが、特に阪神大震災での教訓から「自助・共助」の重要性を伝えることが大きなテーマで、建物被害や被災者救出の状況、自らを守る「すまいの耐震化」、地域コミュニティによる相互扶助の大切さなどについてお話しさせていただきました。
当日は平日の夜といった集まりにくい時間帯だったにもかかわらず、各自治会から約170名の市民の方々に参加をいただきました。
長浜市と言えば琵琶湖の東岸、北部にあり、京阪神からもわりと近く、地震災害のイメージもあまり無かったのですが、過去には濃尾地震や福井地震といった大地震が近くで起こっており、またちょうど百年前の1909年(明治42年)には姉川地震というわりと大きな地震にも見舞われています。
ところで今回会場となった長浜市リュートプラザは平成の大合併で長浜市となった地域にあり、駅からは少し離れた立地でしたが、今後さらに合併が予定されており、来年には湖北地方全体が長浜市になる予定とか。市域が広がり積雪対策などが重要な地域も増え、多様な災害に備えることが課題として浮上しているとのことです。
現在自警団も含めると自主防災組織の組織率は市全体で86%で、今後100%の組織化と防災活動へのよりいっそうの取り組みを目指して研修を続けられるとのことでした。
(文責 M.F)