去る9月12日(土)神奈川県茅ヶ崎市の市民文化会館で開催されました防災講演会に講師としてK-TECから2人参加してきました。
茅ヶ崎市は神奈川県のほぼ中央、相模湾に面した街で人口約23万の首都圏のベッドタウンです。かつては関東大震災で大きな地震も経験しており、また東海地震や南関東地震の発生が懸念されている地域です。
今回の防災講演会は茅ヶ崎市が進める「茅ヶ崎たいあっぷ90(※)」の啓発行事の一環として開催されたもので、我々に求められたのは、阪神大震災での被災の経験を伝えてもらいたいということでした。震災直後の建物の被害や被災者の状況、仮設住宅の建設から復興のまちづくり、自らを守る「すまいの耐震化」の重要性や地域コミュニティによる相互扶助の大切さにいたるまで短時間でしたが駆け足でお話しさせていただきました。
当日はあいにくの雨にもかかわらず120名余りの市民の方が参加されており、来場者アンケートによると実体験からの話を聞くことができて参考になったという意見が多かったようです。また地域コミュニティの大切さをあらためて認識したという声もいくつかありました。
講演会終了後には市役所で行われた「耐震セミナー」にも参加し、十数人の一般市民の参加者と車座になって話す機会を得ました。参加者からは熱心な質問が出され、相互に防災に関して意見交換をすることができました。
(※)茅ヶ崎たいあっぷ90は「茅ヶ崎市耐震改修促進計画」の愛称
(文責 M.F)