災害対策専門研修(H21.6.10 人と防災未来センター)

平成21年6月10日(水)、阪神・淡路大震災記念

人と防災未来センターで実施されている地方公共団体の防災を担当する職員などを対象とした「災害対策専門研修」で講演させていただきました。
5日間の研修の一こまとして、「阪神・淡路大震災での行政の対応」をテーマに、
・震災発生直後の対応状況と出てきた課題を学ぶ
・都道府県と市町村災害対応の違いを理解する
・討論を通じて災害発生後に対応しなければならない課題と対応の考え方の理解を深める
を目的として実施され、兵庫県さん、西宮市さんとともに当時の体験を中心にお話させていただきました。
私からのお話のポイントは、「大地震では市職員も被災者となる。そのとき、様々な葛藤やジレンマと闘うこととなる。」という点でした。大地震になると、市職員も出動できなくてもできない状況に陥ることは十分に考えられます。その点をふまえた防災計画のあり方などをお話させていただきました。
約50名ほどの参加者は非常に熱心な方ばかりで、研修中だけでなく休憩時間にも多くのご質問をいただきました。なかなか答えが難しい、はっとするようなご質問もあり、私たちも日々研究をしなくてはいけないと心を新たにしました。

人と防災未来センター http://www.dri.ne.jp/index.html

災害対策専門研修 http://www.dri.ne.jp/kensyu/index.html

(文責Y.Y)
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