さる9月2日、K-TECメンバーの松崎(神戸市教育委員会)は作用町役場を訪れ、K-TECの義捐金を同町会計課(義捐金受付)に届けました(写真)。
8月の台風9号の風水害により,死者18名、行方不明者2名、全半壊家屋896棟、浸水家屋1,084棟(9月2日現在同町発表資料による)など大きな被害を受けた同町では、町のいたるところに傷跡が残っており、復旧が進められています。
また、上月や久崎地区でも応急仮設住宅の建設が急ピッチで進んでいます。
電気水道などのライフラインに加えて、家屋や道路・河川は復旧・復興途上にありますが、田畑等の農作物の被害も大きく、地元経済への影響も懸念されます。
千種川に隣接する役場庁舎(3階建て)は、「今回の豪雨で1階が腰の高さまで水位が上がった結果、住民課等の事務室や会計課の書類やコンピュータが浸水した」と職員から当時の
状況を伺いました。
役場庁舎の壁には今もなお泥水の痕跡が見られるなど、災害対策本部の方々のご苦労が推測されました。
町内の観光資源も被害を受けており、巨石が河岸に晒されたままとなっているなど、中長期的には生活再建や産業復興などに多くの課題が残されており、今後の継続的な支援が不可欠です。
今回の同町の経験・教訓を踏まえ、風雨への備えを減災教育に活かすとともに、引き続き復興を応援していきます。
文責:TM