第2回 「伝承活動をみんなで分かち合うための勉強会」 が2020年8月25日(火) 18時30分~20時30分、まちづくりセンター3階多目的室にて予定どおり開催された。阪神・淡路大震災の伝承活動に必要な知識を収集・整理したいという意欲を持った会員が今回は17名参加して、貴重な記録を確認し合い、意見交換等を行って、活気に溢れる勉強会となった。
主なテーマは「阪神・淡路大震災時の火災について」であるが、その前段として「地震」についての基礎知識(地震のメカニズム等)についての説明資料の確認を行った。
メインテーマの火災については、①火災発生状況、②火災毎の主な火災原因、③消火活動、④火災の延焼状況、⑤支援部隊の活動、⑥震災の消火活動に関する教訓と改善について、説明があった。火災に関する話題をほぼ網羅する形で勉強できた。
さらに、阪神淡路大震災時の救出・救助活動についても話題が及び、①倒壊家屋の下から救出は誰が行ったか ②救出の有り方は(自助・近助・共助・公助) ③火災防止に関する市民活動は といった防災のあり方についても考えを深めた。
資料は火災に関しての記録からの引用で正確なものであり、さらに詳しく知りたい人のために以下の資料を見るよう紹介があった。
・今村氏が記載した「震災による火災発生メカニズムと消火活動の困難さ」
・神戸市消防局編集の「阪神・淡路大震災のおける火災状況」
・神戸市消防局編集の「阪神・淡路震災(神戸市域)における消防活動の記録」
第1回勉強会同様、約2時間に及ぶ有意義な勉強会となった。