日時:2020年7月28日(火) 会場:まちづくり会館3階 多目的室
K-TECでは修学旅行生や地元自治会、自治体研修など様々なところから講演依頼があり、これまでに多くの伝承活動を行ってきました。K-TEC内で推定講演数№1の片瀬氏の講演用秘密資料を基に伝承活動のノウハウを継承、また他の講師経験者や当時の経験者から助言をもらい資料の強化及び参加者に共有するための勉強会を開きました。
ほぼ参加者がいないのではないかという事務局の心配をよそに17名が参加。「あの時北区では…」「交通局は当時…」等と助言や数字の訂正などが飛び交い、まるでもう一つの定例会のようでした。
当時は人海戦術で2日かけて神戸市全域の倒壊家屋を実際に調べたが、現在は宇宙衛星からのカメラ撮影を地上に送り解析することが可能、などと最新の話も。ちなみに毎日地球を2周しているので、うまくいけば被災前、被災後の状況がはっきりわかるのだとか。難点は経費が高いこと。いつの時代も人か金がいるというのは変わらないようです。
目次も多岐に渡り「詳細はあとで項目があるのでその時に」と言われながら、あとで語る時間がなかったものもちらほら。そういった部分や追加情報を加え、ブラッシュアップした講演会用資料は会員専用ページに掲載予定です。
また、しばらくは第4火曜日に自主勉強会を開催していきます。
講演会用資料は公開できませんが、伝承活動で心掛けたいことをここで公開します。
- 語る相手の事情を確認する(何を求めているか。どこまで学んでいるか。年齢層は。対象地域の災害履歴は。例えば水利環境が良い地域で、地震による火事に備えて水をためる工夫を…と言っても意味がないからです)。
- 話のスピードは1分間に約200字程度の速さで。パワーポイント1枚で1分はかかります。あまり多いとタイムオーバーに。
- 映像などの使用。語りだけでなく写真や映像も使うことで臨場感が。
- 学問的なことは専門家に任せて、理解できている範囲に限定して伝える(仄聞的なことは付け加えても可)。
- 感想のアンケートを実施すると、次回への参考と励みになる。