平成23年11月29日奈良市西福祉センターにおいて60歳以上を対象に「あ!地震だ。その時のために」と称する題名で阪神・淡路の時の体験や東日本大震災の現地調査の様子を話し、奈良市の防災対応について勉強をし、高齢者が地域社会で自然災害発生時にどのように備えるのか考える会に参加しました。
場所は奈良市の西福祉センターで以前は「老春の家」と称しており、正にリタイアした年代の方々が各種の講習会などの自己研鑽の場、料理教室やカラオケ教室、碁や将棋の趣味の会、そしてその合間に入浴もできるという機能を有した施設で毎日大勢の方が利用されている施設で開催されました。
参加された方は50名弱で、東日本大震災にボランテイアで参加された方もあり、台風12号の被害を目の前で体験し、そして奈良市の市民安 全課から震災に対する取り組みや家具の固定などのことが話されたことから身近な問題と捉え参加されている方々でした。
それだけにメモを取りながら、聞き漏らさないようにしようとされる真摯な態度は年齢に関係なく自然災害への対応を事前に捉えようとされる熱意が伝わる研修会でした。
また、東日本大震災の復興に対して、もっと神戸の体験を活かす活動を行うよう要請と激励もいただきました。
福祉センターには研修会に参加された以外に多くの方が来場されることから、参加された方を通じて自然災害への備えが広がることを期待する研修会でした。
(文責 N.K)